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体験発表<平成31年 第41回総会より>母を救い、選挙に勝ち、貧苦から脱出

サンジュ・グプタさん

西域弘教の当初に入信
ネパール布教の先駆けに

 皆さん、こんにちは。私は、ネパールとの国境に近いインドのビハール州・シタマリに住んでいるサンジュ・グプタです。
私は、今から六年前の2013年、妙観講の布教が初めてインドにまで及んできた当初の頃に、黄倉光治部長から折伏されて、4月28日に、デリーのニッコウ・ホテルに来られた小川御住職より御授戒を受けました。
私は、この素晴らしい日蓮正宗の仏法によって、多くの人に幸せになってほしいと思い、今度はぜひ私の住むシタマリに来て、御授戒を行なってほしいとお願いしました。

そして、三ケ月後の7月19日、シタマリのアシルワード・ホテルを借りて仏法講演会を行なってもらったのです。 参加者は、この仏法の教えを聞き、また、総本山のビデオを見て、皆、大感激し、この時五百八十七名の人が入信を決意しました。(拍手) この日の会場には、発行部数350万部を超える大新聞のジャーナリストも参加していました。 そして、この新聞に仏法講演会のニュースが掲載されたことから、多くの人が私に電話をかけて来て「日蓮正宗」について尋ねて来られました。私は答えられるかぎり返答しましたが、私自身、入信したばかりで日蓮正宗についての知識が少なく、大変苦労しました。 とはいえ、この時をきっかけに、私は折伏を開始したのです。 そしてネパールに住む、友人のチェトリ氏にも電話をかけ、この仏法のことを話していくと、チェトリ氏も、ぜひもっと話を聞いて、御授戒を受けたいという話になり、黄倉部長と小川御住職にネパールまで行っていただくことになりました。 これがネパール布教の始まりとなり、それからわずかのうちに、ネパールでは七万人を超える人達が日蓮正宗に入信するところとなったのです。(拍手)一方、インドのシタマリの方では、布教を進めるための法的な手続きなどで後れをとりましたが、これから、その分まで布教を進めていく予定となっています。

話は変わりますが、私が御授戒を受けてから半年後の、2013年11月11日、私の母親がヒンドゥー教の宗教儀式に出席してしまい、その時、母は高血圧のために倒れてしまったのです。 私は母をすぐに病院に連れて行きましたが、母は昏睡状態でICUに入れられ、全く目を覚ますことがありませんでした。 そして、医者から「もうあなたの母親の意識が戻ることはないだろう」と告げられ、私は非常に驚きました。 私の父は私の子供時代に死んでいますので、ここで私の母親を失えば、私は本当に孤独になってしまうと感じ、大声で叫んでしまいました。

私はその場で御本尊様を思い浮かべて祈り、それから連日、母親が早く回復するように唱題して祈りましたが、それから三日たっても、母は昏睡状態から戻りませんでした。 もう母は戻ってこないのではないかと思ったその時、他のメンバーから私の母親についての情報を得た黄倉部長が、私に電話をかけて来てくれました。 彼は私に、とにかく、まず小川御住職に私の母親の回復を祈ってもらうから、と言いました。そして、母親の回復のために一緒に勤行しよう、と言いました。 その時私は病院にいましたので、病院の前にある街灯の下に行き、携帯電話のスカイプを使って、一緒に一時間ほど勤行・唱題をして、母親の回復を祈りました。 するとその翌朝、私たちの祈りが御本尊様に通じたのでしょう、母は昏睡状態から意識が戻ったのです。(拍手)そしてICUから出ることができました。

私は御本尊様に心から感謝すると同時に、その力の偉大さを確信いたしました。(大拍手) 医者は、母親の意識が戻ったことに非常に驚き、「これは奇跡だ。今まで、高血圧で三日間の昏睡状態になった人の意識が戻る、などということは見たことがありません」と言いました。 (※感激で言葉が続かず、場内から再び大拍手) 私の母は、御本尊様のお力で救われたのです。 私の母は、今では日蓮正宗に帰依して、御本尊様だけを一筋に信じ、お題目を唱えています。現在70歳になりますが、毎朝、散歩に出かけ、元気に自分の仕事をすることもできています。

そして私は、もう一つ、御本尊様の偉大な力を実感する体験を掴みました。 今から二年前の2017年4月、シタマリで地方自治体の選挙が行なわれました。 私の友人は、私に地区の委員長に立候補するよう勧めました。 私は選挙を戦うためのお金もないので、断わったのですが、友人達の強い勧めと、経済的支援によって、何とか立候補することにしました。 しかし、それだけでは不十分だと思った私は、御本尊様に選挙で勝てるように必死で祈ると共に、日本の妙観講本部にも応援をお願いしました。 すると講頭の計らいで、妙観講の全ての拠点で私の選挙の勝利を祈るよう呼びかけてくださり、さらに小川御住職にも所願満足の御祈念の願いを出してくださいました。 私は毎日、御本尊様の前で一時間以上の唱題を行なって御祈念してから、選挙活動に回りました。

その中で、立候補の書類に間違いがあり、ふつうは訂正・撤回ができないところを、辛うじて差し換えさせてもらえるなど、御本尊様の御加護を実感することがありました ところが選挙運動の途中で、今度は、さらに大きな問題が発生しました。 非常に経済的に裕福な候補者がいて、彼は自分の家に、すべての村人を招き、食べ物を用意し、有権者にお金まで配って投票を依頼したのです。 日本ではこんなことをしたら、すぐに捕まってしまうそうですが、私達の所では、これがまかり通っているのです。 私には、そんな金銭の余裕もありませんので、これを見て絶望的な気持ちになりました。

もはや私には、御本尊様を信じて祈るしかありませんでした。
正直なところ、私は、金持ちの家に、多くの人が食べ物を食べに行って、お金をもらったり、私の悪い噂を吹き込まれているのを見て知っていましたので、この選挙には負けるかもしれない、という思いがありましたが、私は真剣に祈り唱題することを止めませんでした。 そしていよいよ選挙最終日がやってきて、投開票が行なわれたのですが、大変なことが起きました。開票の結果、私はなんと447票、お金持ちの候補者は319票、私は128票も多く票を獲得して当選したのです。(大拍手)

私は、御本尊様がどれほど絶大な力を持っているかを目の当たりにして驚きました。 これは御本尊様への祈りによってのみ可能になったことである、と確信しました。 つまり、金持ちの家で食べ物を食べてお金を貰った人達までが私のために投票し、この結果になったということです。 私は御本尊様に感謝してもしきれません。

また、私はかつて非常に貧しい生活をしてきました。 家にはテーブルもなく、椅子もない、そのような非常に貧しい状態の中で御本尊様をお迎えしたのです。 私は常に御本尊様に、私の貧困を解決していただけるように祈ってきました。すると、驚いたことに、私の貧しい経済状況は徐々に変化してきたのです。 今では多くの人が私のもとに来て、彼らの仕事を助けてくれるよう私に依頼し、私も彼らの仕事を助けることで、必要な経済力を得ることができるようになりました。(拍手)

以前、私の家は土で作られた粗末な家でしたが、今では、美しくて強い家を作ることができました。(※「以前の土の家」「現在の美しい家」の画像が映し出され、場内にはどよめきと大拍手) こうして、御本尊様のお力で、私の抱えていたすべての問題を解決できたのです。 私は御本尊様に心から感謝申し上げます。 私はこの御恩に報いるため、インドに広く折伏を進め、何十万、何百万の人々が御本尊様の功徳をいただけるよう、精進することを誓います。(大拍手) ありがとうございました。(大拍手)